妨害粉砕した大勝利！４５０名で怒りの府庁闘争

　３月６日、豊中市職女性部の呼びかけた「道州制反対！橋下打倒！」の大阪府庁前行動は、自治労本部、豊中市職執行部など体制内労働運動指導部の妨害と敵対を完全に粉砕して圧倒的にかちとられた。当日も市職執行部は「今日の集会の動員はない」というビラをでっち上げ、決起を圧殺するために動き回ったが、制動をはねのけて現場の労働者が結集した。
　基調報告に立った豊中市職女性部長の深町加代子さんは、「労働者の団結の力で勝利した！」「この団結こそが闘う労働組合をよみがえらせる力になる」と勝利感と確信にみちた報告を行った。
　集会には関西を先頭に全国から自治体労働者、教育労働者など４５０人が結集。沖縄の自治体労働者も登壇して発言した。集会後、怒りのデモが大阪府庁を包囲し、知事・橋下を直撃した。道州制攻撃と真っ向から対決して闘う新しい労働運動をつくろう！　この日の行動は、まさにその出発点となった。

３・８動労千葉３０周年集会　 ４００名超え大盛況 青年が春闘スト表明

　動労千葉結成30周年記念レセプションが３月８日、ＤＣ会館で開かれた。多くの現場組合員やＯＢ、支援する会など４００人を超える参加者が駆けつけた。アメリカからは運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさん、民主労総ソウル地域本部からは主席副本部長のパクスンヒさん、前本部長のイジェヨンさん、前々本部長のコジョンファンさん、ハイテクＲＣＤコリアのキムヘジン支会長、公務員労組のパクソンニョルさんが駆けつけた。
　第１部では布施宇一・動労千葉顧問と「憲法と人権の日弁連をめざす会」代表の高山俊吉さんが記念講演を行った。また、三里塚の北原鉱治事務局長、韓米の代表が万感の思いであいさつした。
　第２部では平成採の組合員が並び決意を表明した。長田敏之書記長は「問題は今後の闘いだ。情勢は去年までとまったく違う。動労千葉は全本線乗務員を含めたストライキに立ち上がる」と表明した。

国際婦人デー東京集会が大成功！

　３月７日、国際婦人デー東京集会がスティーブ・ゼルツァー氏を迎え２１０名の参加で行われた。「道州制では生きられない！」「国丸ごと民営化絶対反対」などの声が池袋の街にひびきわたった。

徹底した党派闘争の中で路線をつくりだし、

３・20渋谷に５０００名の結集を！

●動労千葉ストに続け！
　動労千葉ストを軸に、3・20を闘い取ろう。動労千葉の春闘ストライキを徹底的に宣伝するビラを撒こう。動労千葉ストに連帯する職場、街頭での闘いをやろう。
　動労千葉の春闘ストライキは、13日から19日、春闘集中回答日にあわせて闘われる。今回のストライキの獲得目標は、�@連合と経団連によって結ばれた「労使共同宣言」を徹底的に粉砕し、資本と労働者の非和解性を徹底的に明らかにするストライキだ。動労千葉は解雇撤回と３万８千円の大幅賃上げを掲げてストライキに突入する。
　�Aまた、動労千葉のストライキは「４者・４団体」の年度内の和解策動を粉砕し、１０４７名解雇撤回闘争の新たな飛躍を開始する決定的ストライキだ。これは、第二次国鉄決戦を軸に、道州制・民営化絶対反対の闘いをさらに前進させるストライキとなる。�Bそして、ＪＲ総連カクマルとの党派闘争を貫き、平成採獲得・組織拡大の決定的ストライキになる。これは2千万青年労働者を決起させるストライキだ。
　動労千葉のストライキは徹底的に党派闘争に貫かれている。09春闘における動労千葉のストライキを「生きさせろ」ゼネストへ６千万労働者―２千万青年労働者を獲得する闘いの号砲にしよう。動労千葉のストの内容で職場闘争を闘おう。拠点職場における「解雇撤回・賃上げ」を掲げたストライキ、教労の不起立闘争など、動労千葉ストに連帯する職場闘争を徹底的に闘い、その中に体制内との党派闘争を貫き、闘う労働組合の団結とその指導部をつくりだしていこう。

●真の春闘総決起集会
　動労千葉のストライキを先頭に、3・20を、「生きさせろ」ゼネストで御手洗・経団連と連合、全労連本部を打倒する出発点としよう。3・20は、闘う労働組合をよみがえらせ、日本労働運動を革命的につくりかえていく、労働者の真の春闘総決起集会だ。
　今日の党派闘争は、世界大恐慌をプロレタリア世界革命に転化する飛躍をかけた激突として闘われている。だからこそ、動労千葉排除の一点で、「4者4団体」派を先頭に、日本共産党、連合本部、カクマル、塩川一派等々が「統一戦線」を組んで襲いかかってきている。

●「労使共同宣言」粉砕！
　こうした階級闘争の攻防軸には、1月15日に経団連と連合が結んだ「労使共同宣言」がある。「労使共同宣言」の核心は、「雇用確保」のもとで、ワークシェアリングと道州制に賛成するという内容にある。ワークシェアリングと道州制・民営化は一対をなしている。道州制とは徹底した民営化攻撃であり、それは労働者の団結解体・組合解体を極限まで推し進める攻撃だ。
　そもそも「労使共同宣言」とは、国鉄分割民営化の過程で初めて発動されたものだ。これは、ストライキを絶対にやらせない宣言として結ばれた。ワークシェアリングも「雇用確保」のもとで、国鉄分割民営化攻撃の先兵となった松崎・カクマルが初めて使った。
　このかん、ＪＲ総連カクマル・松崎は、「いまは革命か戦争の情勢。革命は絶対にできない（やらせない）。理性的な道はワークシェアリングだ」と言っている。日本共産党は、「労働時間の短縮が雇用の確保、拡大に大きな効果をもたらすことは常識です。ワークシェアリングはその考え方にたった方法です」と言い、「本当のワークシェアリングを」と言って、政労使一体によるワークシェアリングを推進しようとしている。今日の道州制攻撃とワークシェアリング攻撃の鋭い先兵が、ＪＲ総連カクマルであり、日本共産党だ。彼らは、賃労働と資本の非和解の関係を徹底的に解体し、労働者の団結・労働組合を徹底的に解体することで資本と国家を救済しようとしている。
　さらに3月3日、連合と日本経団連は「雇用安定・創出の実現のための労使共同要請」を厚生労働大臣・官房長官に行った！　中村・経団連事務総長は、「1月15日の共同宣言後、（連合と経団連は）協議を重ねてきた。雇用維持に向けた雇用調整助成金の後押しおよび雇用のセーフティネットの拡充を要請したい」と述べた。雇用調整助成金の拡充は、「ワークシェアリング」を実施する企業に対する「財政支援」という形で行われようとしている。「労使共同要請」は、連合本部は資本と一切闘わないという宣言であり、資本を救済するために積極的に解雇も賃下げも認めるという宣言だ。
　政労使一体となった雇用維持の促進の核心は、ワークシェアリングと非正規雇用化、そして「日本版ニューディールの推進」＝「道州制推進基本法（仮称）」の早期成立なのだ。

●解雇絶対反対で団結を
　しかし、敵の思うようには絶対にいかない。労働者の怒りをなめるなということだ。ベア要求はもちろん、「定期昇給すら聖域ではない」という実質大幅賃下げに対する労働者の怒りをハッキリさせてやろう。動労千葉を先頭にして、「労使共同宣言」粉砕、ワークシェアリング粉砕、道州制絶対反対、解雇撤回・賃上げ獲得の職場闘争・ストライキを闘い取ろう。
　これは、「闘えば会社がつぶれる」という資本のイデオロギー、体制内とのイデオロギーとの徹底した対決だ。〈解雇絶対反対・賃上げ獲得〉の党派闘争の中で、賃労働と資本の非和解性をハッキリさせ、賃金制度撤廃にむけた労働者自己解放の団結をつくり出そう。
　闘いの総括は労働者の団結、労働組合の団結がいかに強まったかであり、資本にとってかわる主体として労働組合をよみがえらせることだ。時代認識と路線で勝負し、革命をやろうという青年労働者が職場・組合から何人参加するかが決定的だ。

●オバマ・麻生打倒の闘い
　3・20を、オバマと麻生を打倒する労働者の国際的団結の日としよう。戦争と大失業を労働者に強制する資本主義をうち倒し、労働運動の力で革命を！
　資本主義はもう終わりだ。帝国主義の危機を支えてきた「オバマ幻想」が日々崩壊している。オバマの政策は、資本の救済と戦争の拡大であること、これを実体的に支えているのが体制内労働運動だということがいよいよハッキリしてきた。オバマも麻生も、労働組合を屈服させ、政労使共同で解雇と戦争をやって生き延びようとしている。職場から「労使共同宣言」を打ち破り、闘う労働組合を甦らせること、これが戦争を止め、オバマと麻生を打ち倒す闘いだ。
　大恐慌情勢において戦争と大量解雇はますます一体だ。戦争も解雇も阻止できるのは労働運動の力だけである。その実践が動労千葉労働運動だ。こうした党派闘争を全世界的にやり抜き、闘う労働組合を歴史の前面に登場させるのが3・20イラク反戦6周年闘争だ。
　イラク反戦をめぐる党派闘争は、ソマリア派兵絶対反対の闘いだ。「海賊対処」派兵新法を口実とした麻生政権によるソマリア派兵を許すな！　これは、これまでの後方支援や給油ではなく、最初から武器を使用し、労働者を虐殺することを目的としている。現行法で派兵し、新法で恒久派兵を狙っている。核心は石油・資源の強奪であり、自国資本の徹底した救済だ。
　資本との非和解的対決なしに派兵絶対反対は闘えない。「海賊行為は国際犯罪であり、許すことはできない」「警察活動で対処すべき」「国際機関に対して支援を強化するべき」という日本共産党との裏切りと徹底対決しよう。3・20を3・29三里塚全国闘争と一体で闘おう！