国鉄1047名解雇撤回! 労働者派遣法撤廃! 改憲阻止! 麻生政権打倒!

6・14全国労働者総決起集会2100人の大結集!

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■集会スローガン

国鉄分割・民営化を正当化する3・25反動判決弾劾! 4者4団体の政治解決路線に反対し、全労働者の団結で国鉄1047名の解雇撤回をかちとろう! 5・27国労臨大闘争弾圧を粉砕しよう!

道州制絶対反対! 戦争国家化と改憲、労組破壊と公務員360万人首切りを許すな! 郵政民営化絶対反対! 全労働者の団結で自治体・教育・医療の民営化を阻止しよう!

労働者派遣法撤廃! 倒産・解雇・賃下げ・雇用破壊を許すな! 職場・地域から闘う労働組合をつくりだし、麻生・御手洗・高木の「政労使合意」を粉砕しよう!

「暴処法」による法大学生弾圧弾劾! 教育と学生の未来を奪う新自由主義大学粉砕! 労働者・学生の団結の力で獄中の8人の学生を取り戻そう!

自衛隊ソマリア派兵を許すな! 「海賊対処」新法制定阻止! 沖縄・辺野古新基地建設許すな! 北朝鮮への侵略戦争を狙う麻生政権を打倒しよう! 全労働者の団結で、裁判員制度を廃止しよう! 憲法審査会を粉砕し、改憲を阻止しよう!

核独占を宣言したオバマのプラハ演説弾劾! イラク・アフガニスタン・パレスチナへの侵略戦争許すな! アメリカの労働者と団結し、オバマを打倒しよう! オバマ賛美の日本共産党、連合本部と対決し、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ闘争に立ちあがろう!

労働者の国際的団結で7月イタリアG8サミットを粉砕しよう!

資本家の手先となり、戦争・民営化を推進する連合・全労連本部を打倒しよう! 職場で闘い、団結を広げ、闘う労働運動を甦らせよう!

WTO・FTAによる農業破壊を許すな! 労農連帯で三里塚闘争に勝利しよう!

資本主義は終わりだ! 大恐慌の深まりに対し、日米韓労働者の国際連帯闘争を発展させ、11月労働者集会1万人結集で労働者の社会をつくろう!

■基調報告 国鉄千葉動力車労働組合 田中康宏委員長

 全国からの結集、本当にありがとうございます。私たちは今日の集会を本当に大事な大事な第1歩として、この腐りきった社会に対してもっともっと団結を集めて、怒りの声を上げていきたい。

 クライスラーが破綻し、GMが破綻し、マスコミでは変な楽観論を流し、しかしすべてはこれからです。もう資本主義体制はガタガタです。崩れ去ろうとしています。今日の集会では、こういう状況の中でわれわれは何をするのか、これを本当に鮮明にさせたい。
 世の中には、これまで労働運動をやったり、様々な左翼運動をやったりという人たちがたくさんいます。そのすべてが、今の情勢を前に一体何をすればいいのかが全く見えなくなっている。そういう連中はどうなっていくか? 全部、資本や権力の救済者に転落しています。
 今日、僕らがやりたいことは、この現状を本当に打開する本当の団結と闘いを作り上げるということです。いま必要なことは何か。目の前の現実を考えてほしい。
 マスコミは、今日の株価はどうだ、昨日の通貨レートはどうなったなどと一喜一憂しています。だけど、労働者はどういう現実におかれているんですか? 最近のOECD報告では、全世界の労働者の6割にあたる18億人が、労働契約もない、社会契約もない労働に従事しているというんです。人間として生きられなくなっている。それがもうすぐ7割になると言われている。地球上で、まともに生き、生活できる労働者がいなくなるという土台の上に、やれ「株価が上がった」とか「通貨がどうした」とか軽薄なことが言われている。“もうこの社会は終わっている”ということを、なんで見据えないのか。誰でも分かるはずのことです。
 いま求められているのは、この社会のあり方を根本的に変革することです。ちょっと手直しすればなんとかなるんですか? 18億の飢えた労働者がなんとかなるんですか。GMは破綻したけど再建できるとかなんとか言っていますが、GMの労働者はどうなっているんですか? これまで28ドルだった時給が破綻によって14ドルに下げられるそうです。賃金が半分にされるという犠牲の上に、企業が生き残ろうとしているんです。
 もう根本的に社会のあり方は終わってます。「始まりがあることは終わりがある」、なんでこんな単純な真理を声をあげて言わないのか。今日、私が声を大にして訴えたいことは、こんな社会のあり方を根本から変えなければ俺たちは・私たちは生きていけないということです。団結して立ち上がろう、ということです。それはできるのか? 問題はここです。僕は「絶対にできる」と断言したい。
 誰がやるのか? それはこの社会の全てを動かしている労働者です。社会の主人公である労働者の団結した力が全てを動かし、歴史を作るということです。支配者たちは、そのことに気づかせまいとして労働組合幹部、正当幹部をかかえこんで階級意識を曇らせている。勝負はここです。 「労働者自身にこの社会を変えていく力があるんだ」ということを、僕らの声、訴えで、どこまで広くつなげ、どれだけ広く組織できるかです。この一点にかけて、職場、学園、地域で、本当に怒りに満ちている労働者の希望をぼくたちにつなげていきたい−−そう考えて今日の集会を呼びかけました。

 まず訴えたいことは、1047名解雇撤回闘争です。1987年に国鉄分割・民営化攻撃があって、その渦中でとんでもない事態がおきました。たった6年で、20万人の国鉄労働者が職場を追われる重大な首切り攻撃、労組破壊攻撃でした。国労は、24万がガタガタにされて4万まで激減しました。当時の中曽根首相は、国鉄分割・民営化で総評をつぶし、社会党をつぶすと言いました。その通りになりました。社会的力関係ががらっとかわって、それから何が起きたのか? この20年余で1千万人を越える労働者が非正規職につきおとされ、大恐慌の到来の中で片っ端から首を切られている。いま、すべての労働者を襲っている全ての事態が分割・民営化から始まりました。だから、1047名闘争は絶対に譲ることができない闘いなんです。
 しかし、ここでも情勢に負けて、とんでもない屈服がおこっています。4者4団体です。彼らがやっているのは何か? 1047名の闘争団の人たちにも何も報告せず、自民党との裏での折衝だけが唯一の方針です。こんなことをやるために、われわれは首をかけて、分割・民営化攻撃に立ち向かい、その後22年間、解雇撤回をかかげて闘ってきたのか?
 国鉄分割・民営化によって労働者の未来が奪われたんです。それを奪い返すためなら、どんなことがあっても屈服してはならない。そういう決意で闘ってきたのではないのか?自民党と裏で、屈辱的きわまりない交渉をやるために闘ってきたんじゃないんだ。
 本当に歴戦錬磨の1047名の闘争団が先頭に立って、どんな困難もおそれずに、全国の首を切られ苦しんでいる仲間たちに団結を呼びかけたら5万、10万という団結ができる時代、そういう時代が22年間闘い抜いてついに来たんじゃないですか。来たとたんに屈服している。その根本にあるのは何なのか? 
 労働者にたいする絶望が、闘争の幹部たちを支配している。自らの力に対する確信が揺らぎ、権力と真正面からぶつかることへの日和見主義です。こんなことは、本当に打倒しないといけない。労働者として生きるということがすばらしいことだとなんで思えないのか。
 しかも、こういう状況の中で始まろうとしているのが公務員労働者360万人をいったん解雇して、選別再雇用する道州制攻撃です。国鉄分割・民営化で、これだけのことがおきたんですよ。よく考えてほしい。首切り、労働組合破壊攻撃です。国鉄方式と言われています。教員から、自治体労働者、すべての公務員労働者をいったん解雇し、その恐怖の中で労働組合をがたがたにしていく。戦争への道がおきるということです。日経連が言ったように9割の労働者を非正規職につきおとす。それが現実のものとなるということじゃないですか。なんで今、1047名闘争が屈服するのか。
 敵の側はガタガタです。郵政を見て下さい。支配階級の中で内紛につぐ内紛です。支配は崩壊している。闘えば勝利できる展望が開かれています

 次に訴えたいのは派遣法の問題です。これだけ派遣切り、期間工切りが問題になっているのに、今の自民党政府は「労働者派遣法の運用見直し」なる言辞をもって何一つ現実を変えず、もっと労働者の首をきって突き進もうとしています。いったいこれは何なのか? 今日言いたいことは、この中で果たした連合、全労連の腐りきった役割です。派遣切りの嵐の中で彼らは何を言っているのか? 電機連合は「国際競争力が失われる」と言って製造業派遣の禁止に反対する声明を出しました。これが労働組合幹部がやったことです。これが現状です。労働組合が労働者の首切りの手先になっている。われわれの課題は、労働運動をもう一度、根本から変革し、闘う労働組合を作り直すことです。

 それに戦争の問題です。高山先生から多く話されましたから、私の法からは簡単にすませますが。大恐慌というものがどこに向かうのか。かつて80年前の1929年の大恐慌は、結局、第2次世界大戦に突入するまで解決がつきませんでした。これが資本主義の本質です。問題は、ここでもやはり労働組合です。戦争を阻止することができるのも、戦争への道を進めるのも労働組合です。労働組合が戦争の手先になったとき、戦争は現実のものになる。この歴史の教訓を片時も忘れてはならない。ここに示されているのは、労働者の力は、いずれにしても社会を動かすということ。そういう力をもっているということです。戦争のために労働者の力をつかうのか? そんなことは絶対にできない。
 戦争を阻止し、労働者が胸を張って社会の主人公として生きることができる社会を建設するためにその力を使った方が、どれだけいいのか。このことを、本当に訴えていかなければいけない。国家主義、排外主義とか、こんなくだらない思想ね…、僕らは本当に生き生きと、こんな国家主義や排外主義に巻き込まれなくても生きていけるんだ、という単純な真理を訴えないといけない。改憲を阻止する、それはいま、この今日の闘いの課題です。

 最後に。明日は法大で加えられた重大な弾圧にたいする労働者と学生の連帯闘争を呼びかけました。これはジャパンタイムズです。一面をつかって法大の異常な現実を報道してくれました。考えさせられたことは、この記者会見をやった外国人記者クラブの記者たちは、いくら説明しても理解をしてくれなかったそうなんです。こんなことが起きるということを、なんど説明しても説明しても理解できない。最終的には、日本という国の民主主義はこれが現実なんだ。表は民主主義、一つ皮をめくればこれが現実なんだ、と言ったら初めて納得してくれました。いまだ天皇を抱く国。
 本当に許せないのは、これに比して日本のマスコミの体制翼賛状況です。、法大で起きていることは歴史的な事件ですよ。歴史の教訓は、いくらでもある。この先、どこに突き進むんですか? 法大弾圧反対署名を呼びかけましたが、その中で京都学連事件について書きました。1926年の事件です。その2年後に日本共産党が一斉検挙され、戦争につきすすんでいった。そういう歴史的なことがおこっていることは、すぐに分かることなんです。

 大恐慌、どうしようもない危機、弾圧。つまり、今起きていることはアメリカで、韓国で、ヨーロッパで始まっているように、この世の中を支配することもできなくなった支配階級と、労働者・学生・市民たちとの激しい、力と力の衝突です。これが時代の基調です。この中で、どちらがこれからの歴史をつくることができるのかが問われている。僕らは負けられない。本当に歴史の選択ということが問われる時代が来た。僕ら自身が試されている。われわれ自身の一挙手一投足が歴史を動かす時代に来ている。だけど、負けたら戦争に行く。この挑戦を受けて立ち、労働者の力を信じ、団結を広げ、闘いに立ち上がることです。今日、明日の闘いをとおしてこのことを確認し、今日、ここで確認した決意と力をもって、職場で、労働組合を甦らせるために組織視、組織し、組織することを確認して基調報告とします。

 
 

■動労千葉を先頭に、代々木公園から渋谷の街をデモ行進
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