３月15日、ワーカーズアクション実行委員会主催で３・20イラク反戦全世界一斉デモへむかった渋谷駅前大街宣・デモを210人で打ち抜きました。この日はまず渋谷駅ハチ公前での街頭大宣伝。こちらの人数は約50人。「３・20渋谷デモへ！」の訴えが駅前を完全に制圧しました！　街はまさに「３月問題」が爆発し、怒り渦巻く状況です。日産で「派遣切り」にあったという青年。日産は県から資金援助をうけ新工場を建設中であるにもかかわらず首切りをしていると怒りまくっていた。
　さらに別の青年労働者は３・20賛同署名に「資本家を倒せ！」と書く。「資本と闘う労働組合を甦らせよう」の呼びかけがどんどん浸透していく雰囲気でした！
　街宣後、場所を移しデモへ決起。３・25鉄建公団訴訟の控訴審判決の情勢です。政治和解を掲げ解雇撤回の旗を降ろした４者４団体路線は破産した！　いよいよ動労千葉労働運動の路線が勝利の展望を指し示す時がきた！　織田陽介全学連委員長は、「労働者の怒りに火をつけよう！　３・20で決着つけるぞ！　国鉄決戦闘い、連合ぶっとばし労働運動の主流派へ！」と熱烈アピール。精研労組の労働者は「４者４団体派を粉砕しきった春闘をやりきる」と大幅賃上げの春闘ストを打ち抜き３・20へ攻め上る決意を語りました。自治体労働者は「第２次国鉄闘争勝利は民営化反対・道州制粉砕の闘いそのもの！　動労千葉のストに続こう」と訴えました。
　みんなが団結を固めところでいよいよデモに出発。「動労千葉のストに続くぞ！」「国鉄1047名闘争に勝利するぞ！」「労使共同宣言粉砕！」「労働者は団結しよう」「３・20へ5000人結集だ！」。渋谷の青年たちは大注目！　警察権力は労働者がデモに合流してくることに心底恐怖し、終始、弾圧を狙っていました。しかし団結を固めたデモ隊はそれを一蹴しデモを貫徹！
　さあ３・20渋谷デモの5000人結集へ！　全国のみなさん！　職場・地域で組織しぬき、３・20代々木公園で会いましょう！！（ＫＺ）

■渋谷デモ出発前の発言から

●全学連・織田委員長

　３・２０本番まで残り６日。今日のデモ、１７日からの動労千葉のストライキとこの２つで３・２０、５０００にむかって爆発させようと訴えたい。
　動労千葉のストライキ、社会に渦巻く労働者の怒りに本当に火をつけなければいけない。そういうストライキがやられようとしている。今日のデモもそういうデモにしよう。
　一言でいって、社会の主人公であり職場を動かしている労働者が紙切れ一枚でこの首を切られている現実はなんだということです。ストライキをやって俺たちが主人公なんだということを実力ではっきりさせていく闘いをやろう。
　新聞をみても大量解雇と同時に、毎日、この銀行を救済したとか、何十兆円入れたとかこんな記事ばっかりじゃないですか。あいつら貧困ビジネスまでやって、もう家も買えない労働者に売って、ローンが払えなくなったら機動隊を導入して全部とりあげて、こうやって金儲けしてきた連中ですよ。こんなやつらが破産して当然の報いじゃないですか。なんでこいつら自己責任といってきたやつらが、今度は救済を願って労働者が払った税金を全部投入して、今労働者の首をガンガンきって生き延びようとしているなんて、絶対に許せないということですよ。だからこの怒りで今日のデモ、そして動労千葉のストライキ、３・２０の５０００人デモで労働者の怒りに火をつけようということです。
　そして３・２０にむかって一点。国鉄闘争で、第二次国鉄決戦ですべての戦線のすべての産別の労働者が一つになって結集することだと思います。とにかくいろいろなことが起きています。派遣も首切られたり、いろいろなことが起きていますが。しかし、とにかくすべてを決着つけるのは３・２０、５０００だということです。この一点で５、６日間、走りぬけよう。
　最大の攻防は国鉄決戦です。この世界をめちゃくちゃにしたのは、国鉄分割・民営化と言い切ることが必要です。そして２２年間の解雇撤回闘争を今、全部水の泡にしようとしている。労働者が解雇撤回をかかげて闘いぬいてきた歴史を全部ぶち壊そうとしている連中が今、目の前で破産しようとしている。最後、こんなやつらが自民党もぶっ壊れる、経済支配も全部ぶっこわれる中で、われわれにむかって襲い掛かってきていることに対してかちぬいてきた。だからこの３月、この５０００人デモで決着をつけて、何より労働運動のわれわれが主流派になることをはっきりさせようということです。
　だから個別資本の闘いと同時に、労働運動で本当に連合をぶっとばして、闘う動労千葉が主流になるための５０００結集としてかちとらなければいけないと思います。とにかくあらゆる職場闘争の結論をただ一点、３・２０、５０００へむかってアジってアジッてアジりまくってこの５日間を闘いぬいていきたいと思います。今日のデモぶちぬいて５０００にむかって頑張りましょう。

●東京・精研労組の労働者
　今日は僕らはまだ日曜日ですからストライキはやっておりません。今現在、春闘が始まっていますが、僕らは徹底的に実力闘争、ストライキということだけではなしに徹底した実力闘争をもって春闘を闘おうと、春闘はそういう闘いとしてあるというふうにはっきりさせたい。
　今現在、私たちが置かれている現状というのは本当に厳しいです。厳しいですからある意味、体制内派といわれている労働運動をやらない労働運動派が非常に職場を覆い尽くす状況にあるというのは確かなんですよ。しかし私たち労組においては、こういう連中と絶対に非和解的に闘うということでう。こういう連中はよくよく見つめていくと、権力・資本とつながっているということです。私たち労組の中にもそういう部分がある。あったということがはっきりした。徹底的に体制内派との闘いを開始しました。
　その中で本当に党派闘争を徹底的にやりぬく。一般的にやりぬくということではなくて、組織建設だ。労働者が労働者としてぶったっていけるような、労働者が本当に生きていけるような時代をつくるためには、一般的な労働組合運動ではダメなんだということです。徹底的に労働者の現場に依拠した闘いをつくりだせるような組織づくりを徹底的にやるということ。０９春闘というのはまさにそういうことなんです。
　 私たちは大幅賃上げ要求をかかげております。しかしこれは一般的賃上げを要求するということではなしに、徹底的に本当に生きていくためにはこれだけの賃金がなければダメなんだと。ということは徹底的に非和解だということです。資本家に対して最終的には賃金制度そのものをぶち壊すような闘いを突きつけるということ以外にわれわれ労働者が生きていく道はないんだということじゃないですか。そういう闘いをもって０９春闘を闘いたいと思っている。現在進行形で闘っています。
　 来週早々には僕らもストライキをもって立ち上がっていきたいということと、３・２０の闘いが出発点だということです。今現在、先ほどの提起もあったとおり、全国に４・４派が圧倒的にいるわけです。しかし本当に圧倒的なのかということです。確かに４・４派といわれる労働運動をやっている連中はいますよ。しかしそこのもとにいる人たちはなんなのか。４・４派なのか、そうじゃない。僕らと同じですよ。本当に生きていくためには春闘を求めているし革命を求めている労働者が圧倒的に存在するんですよね。そういう労働者とわれわれが本当にむきあって、階級として結集させるためには、本当に真正面からぶつかって、４・４派を粉砕しきった春闘をやりきるということです。現場の闘い、あるいは春闘になってないところもあるかもしれないけども、しかし小なりと言えどもわれわれは本当に時代を変革しようと思っている労働組合です。そういう闘いを労働現場でやっていこうと。０９春闘をそういうものとしてある。そういう闘いが３・２０を成功させる。圧倒的全国から５０００の労働者、学生を結集させるような力がわれわれにこそあるんだということですよね。３・２０を本当に５０００人結集させましょう。それは文字通り４・４派と対決した労働者の闘い、学生の闘いとしてあるんだということついてはっきりさせて、決意表明に変えたいと思います。

●千葉の自治体労働者
　今日はここにくるまでに津田沼で街宣をやってきました。津田沼は今週からストライキに立ち上がる動労千葉の拠点です。私たちは千葉の労組交流センターとして動労千葉と本当に一つになって、動労千葉のストライキに続く闘いを本当に自分の職場でもこれから３、４月の生きさせろゼネストにむかってともに闘いぬいていきたいと思います。
　すでにご存知だと思いますけど、大阪では３月６日に橋下打倒！道州制粉砕！を真っ向からかかげて豊中市職の呼びかけによる大集会がかちとられました。僕はこの集会に行ってきたわけですけど、感じたことは二つあります。
　 とにかく体制内派です。自治労本部がこの集会をやらせないためにありとあらゆることを妨害としてやってくる。当日は今日の集会中止というデマビラをまいて、何とか集会を破産させようとやっきになっている。
　 でもそれに勝って行く展望が現場労働者のなかにあるんだというのが二点目。確かに厳しい攻防の中で闘って仲間を切り崩していこうという攻防が豊中でも始まっていますし、それは豊中だけがすぐれて特別じゃなくて、うちらは本当に闘えば勝てるんだ。豊中にしたって本当に一人から二人という闘いから今の自治労本部を真っ向から４・４派とやりあってああいう闘いを出来ているというなかで、僕も統制処分を受けている当該なわけですけども、あらためてここに集まっているみんな、そして職場で闘っている仲間の団結に依拠して、本当に３、４月道州制粉砕、民営化絶対反対の闘いをまきおこしていきたいと思います。
　３月２０日は本当にイラク戦争から６周年の集会ですが、あらためて道州制粉砕の唯一の集会です。本当に動労千葉が２０年間闘ってきた核心は、団結とともに民営化絶対反対を真っ向からかかげてかちぬいてきた２０年間、３０年間だったと思います。
　私たちも民営化絶対反対。道州制こそ資本主義の墓場にしてやろうという勢いでこの５日間闘っていきます。みなさん団結して闘っていきましょう。