>>2・22第2回ワーカーズアクション実行委員会

第3回ワーカーズアクション実行委員会提起

動労千葉のストライキに続け!
職場・キャンパスから団結を固めて大恐慌に立ち向かおう

世界の行動と連帯する3・20渋谷5000デモを

大衆の力に依拠して実現しよう

2009年3月13日 ワーカーズアクション実行委員会事務局

【0】闘いの前進と課題
1)闘いの前進
○各地区春闘集会の成功 → ストライキ闘争の前進

○道州制との闘い
・3・6大阪
・3・7婦人デー闘争、3・10道州制学習会

○何より第二次国鉄決戦の巨大な前進
   →鉄建公団訴訟判決3月25日に決定。政治解決の破産。
    ・4者4団体路線と対決し勝ち取った08年11・2
・2・16国鉄集会800人の大成功。他方で4者4団体の星陵会館の破産
・2・27国労5・27臨大闘争弾圧裁判の論告求刑と被告のぶったち
・3・8動労千葉30周年レセプションの400名結集の高揚
  @4者4団体との対決は歴史的な勝利に向かっている。大分岐の開始。われわれが問われる情勢。ひとりよがりではなく獲得する闘いへ。
  A自民党の崩壊の危機は本人たちの予想を超えている(後述)。
  B4者4団体はさらなる屈服をすすめ、すさまじい反動となって襲いかかってくる。
・動労千葉ストライキ 3月17−19日。17日にスト総決起集会。
   ・何より3・20渋谷5000で決着をつける!

○三里塚裁判の反動も一体の情勢。
自民党・体制内の崩壊情勢は動労千葉と三里塚に襲いかかる反動としてある。

2)他方で課題
○結集運動と呼びかけ人の現状。職場の方針を分散させることなく3・20にいっさいをかける転換を。
○ビラを出そう! とりわけ動労千葉ストライキの感動を伝えよう。
○総じて、大衆の力に依拠する闘いを

【1】世界のあらゆるものが3・20に向かっている。時代認識について。
1)いよいよ3・20が残り1週間へと迫っている!
○アメリカ。
3・21ANSWER連合のデモ。ILWUなどが立ち上がる。
   さらにUTLAの闘い。9000人のレイオフ攻撃。
   カリフォルニアではストライキとデモ。
   16日には青年労働者・学生のデモ。スティーブ・ゼルツァーさん。

○イギリス
   今日13日から26日まで連続の15都市行動。

○日本
そして動労千葉を先頭とする11月勢力のストライキと3・20渋谷。3・14−15の全国統一行動から3・20渋谷へ!

2)目の前にあるのは帝国主義の経済支配、政治支配、軍事支配の全面的崩壊
○「3月決算危機」の深刻さ
  「アメリカ経済は崖から落ちた」(バフェットなる投資家)。毎日バブル後最安値を更新していく状態。
・シティバンクの国有化でも株安は止まらない。シティ株は1ドル以下に。3000億ドルの不良債権には手もつけられない。
・ビッグスリーも同様。GM「事業継続性に疑いがある」(年次報告書)→急落2ドル割れ
・AIGの損失が50兆円! 半月前は「9.6兆円」
→もはや半月の見通しもなくなった支配階級
 ●「3月危機」は想像を遙かに超えて爆発する。
 ●金融恐慌→実態経済→金融恐慌に返ってきた。自動車ローンは100兆円規模。
 ●サブプライムローンという貧困ビジネスの慣れの果て。当然の報いだ! 「自己責任」などと抜かしてきた資本主義はつぶれろ!

○日本も例外ではない。むしろもっとも激しく進む。
・日本の株価指数は年初から急落。証券38%、保険28%、銀行23%
・大学の現実。8法人が1000億円以上の学費を資産運用に使い、一位は日大で3000億円に近い。法大は24位で653億円ほど。小さい大学はハイリスクな投資。ガンガンつぶれる。
  →「すいませんでした」など絶対にならない。「企業や大学がつぶれそうなのに贅沢言うな」とすべての矛盾を押しつけてくる。団結して闘う以外に勝利はない時代だ! しっかりこのことを確認することが大事。

○大失業の3月として進む。絶対に許してはならない。
   「歩く人の3人に1人は解雇された人だと思った方がいい」(街宣した仲間)
   ストライキ情勢!

○戦争衝動の噴出
・イラク戦争の破産。天文学的な赤字と革命戦争の激化。何よりILWUとイラク港湾労働者の連帯ストを生み出したこと。
・イスラエルのパレスチナ侵略。世界の労働者の内乱的な決起。
   ・アメリカ発の「貿易戦争」。バイアメリカン条項。
     →アフガン派兵。さらにイスラエルのイラン空爆計画の作成
   ・田母神が退職金6000万円を使って全国行脚。衆院選への出馬を示唆。
   ・小沢の「第7艦隊発言」問題。
   ・成田空港の運輸減。ホテルの赤字。帝国主義戦争にかけている。
   ・道州制はますます戦争衝動を噴出させる。
     →ソマリア派兵の強行。食えない漁民を作り出しながら儲ける「商船」は襲われて当然! 派遣切りをする資本と同じだ! こんなものを守るために戦争をやるとは絶対に許せない。
     →今や資本への怒りと戦争への怒りは一つ。反戦闘争の内乱的爆発の開始。

○帝国主義の政治的危機。
・オバマの支持率。69%→59%。労働者の不支持は10%上昇どころではない。黒人であることで支持してこなかった資本家の支持の拡大と相殺した10%下落。資本家階級と労働者階級の階級対立の鮮明化は階級決戦に向かっている。
 
3)とりわけ自民党の55年体制の最後的崩壊情勢と国鉄決戦
○自民党が死のうとしている。
   相対的安定期としての55年体制の奇跡的成立と崩壊。
    @戦後革命の圧殺と戦後憲法の妥協的制定
    A朝鮮戦争とレッドパージ。日本共産党の「自己批判」
    B自民党と社会党の成立。体制内的圧倒的結集軸としての総評。
    C高度経済成長と終身雇用、年功序列賃金、企業内組合。年金などの社会保障。
    D核心は労働者階級と階級の党の分断。
  →総評を乗り越える70年安保闘争の爆発と74−5年恐慌
  →すべての土台をぶちこわし続ける自民党。結集軸すらない怒りが自民党へと向かう。
  →最大の踏切としての国鉄分割・民営化攻撃と、戦後労働運動の限界を突破した動労千葉の闘い。国鉄労働運動をつぶせなかった絶望感を持って自民党は解体する。
  →新自由主義とは食うことすらできなくなった労働者の怒りを労働組合の屈服で押さえ込む政策だ。しかし、いくら労働組合が闘わなくても、労働者が食えるようになるのか。もはや解決できない矛盾。労働者の怒りと労働組合の屈服。勝利の展望はここにある。これこそ動労千葉のライフサイクル粉砕闘争の前進の根拠。
   
○民主党・小沢への弾圧の開始。
 支配階級の戦争への焦りと分裂。軍事・外交路線の不一致。右からの安保粉砕を日本帝国主義が選択するなどありえない。自民党政権の終わりを受けて民主党がこれでは日本帝国主義支配階級も浮かばれない。支配階級の権力闘争、路線闘争、暴力的に政界再編が進む。
 千葉県知事選「政党色隠したい」。小沢弾圧の結果、自民も民主もどうしようもない危機。55年体制の終わり。

○戦争衝動の噴出、クーデターとしての道州制、すなわち改憲をめぐる政界再編
・「自民党では道州制を進められない」(渡辺喜美)
・道州制は自民党の利権の全面的解体であり、55年体制の体現者たる自民党にクーデターをかます力も根性もない。

○国鉄情勢。1047と動労千葉の闘い。
・55年体制の崩壊とむき出しの階級闘争の激動の中に「政治解決」の展望などない。
・3月25日判決の意味。結局はつぶせなかった、ということ。

○政治危機から激動へ。
   江口克彦「これからは政党が政権を取ったりとられたりする時代」
   政治権力の権威の喪失と大衆行動の激化。
   裁判員制度の破産。

【2】「労使共同宣言」路線粉砕で闘おう!
1)オバマ路線は労使共同宣言路線
   UAW屈服政策。オバマ幻想との対決は労働組合を甦らせること。

2)連合の1・15「労使共同宣言」粉砕
○連合がワークシェアリングで言っていることは「ゆっくり、もっとうまく首を切れ、治安問題化するぞ」ということにすぎない!
○日本共産党。「サービス残業をなくすことが本当のワークシェアリング」「現行法(派遣法)でも派遣切りは防げる」と派遣法撤廃の闘いに立ちふさがる。さらにソマリア「海賊」を公然と弾劾する姿は「自国の帝国主義者の利益なら戦争はあり」という立場。
○JR総連革マル。「恐慌は戦争か革命かしかない、革命はやらせないしできない。戦争をやる金もない。理性的な道はワークシェアリング」「理想をくっていきていくことはできないから軍需産業でもなんでもやる」。さらに韓国やフィリピンなどに民営化輸出でなんとか資本に許してもらおうとこびる革マル!
○派遣村が全国にできようとしている。暴動化した名古屋、11月派がストライキにたった仙台、埼玉、大阪など。治安弾圧としての派遣村。

3)こうした怒りを爆発させて職場闘争と3・20へ。
核心は、体制内勢力との対決と、恐慌に対して団結を固めて立ち上がることにある。
 ・屈服することに何の展望もない。非和解で闘い団結することにこそ展望がある。
 ・団結することに無限の可能性が込められる時代がきた。ストライキで戦争を止め、この世界を変えられる時代。
→京品ホテルの労働者たちの闘いが示したもの。
労働者は明日からでも社会の主人公になれるということ。
あの機動隊をぶち破った先に何があるのか。そして機動隊をぶち破るべき部隊をつくるような怒りが全国を覆った。私有財産制度を超えた真実を獲得する怒り。労働者の闘いには労働者のみならず全人民を獲得する力がある。
  ・道州制決戦の位置。自治体労働者のストライキは国家・自治体を労働者が運営できることを示す闘争となる。
  ・とりわけ青年獲得をめぐる党派闘争に核心がある。青年を獲得した瞬間に体制内がなりふり構わず襲いかかってくる。 

動労千葉のライフサイクル粉砕闘争の勝利の核心は、労働者の本来持っている力に依拠した闘い。「NOと言いたい」−組合に助けてもらおうという思想は1ミリもない。ここにかけきって闘うこと。労働者・学生の怒りが噴出している時代。展望はある。

【3】大衆の力に依拠する組織化に5000結集の展望がある。
○この間の傾向。大衆性と原則の分裂。
・「動員戦」の「勝利」にも「敗北」にも教訓が詰まっている。
・「党派闘争ってなんですか」。「党派闘争のための党派闘争」ではだめ。万を獲得する力を。
・核心は路線の力。「純粋政治闘争」に逃げないこと。職場・キャンパスから3・20を訴える。時代認識を語ろう。時代をつかみ、自らの闘いが時代が求めるものであると確信した大衆が発する言葉こそマルクス主義。
・「違いを見つける」オルグではだめ。相手に惚れ込んでトコトン一緒に組織戦を闘う。
・大衆の力に依拠して闘おう。遠回りに見えても組織者を作る闘い。
  →ビラを作ろう。呼びかけ人を集めよう。
    ※「オルグがおもしろくてしょうがない!」

○動労千葉ストライキと連帯する闘いを! 動労千葉のように職場から立ち上がること!

(了)


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